研究方針

当研究グループの運営方針について紹介します

 現在、研究テーマを文部省科学研究費補助金の分類を参考に、基盤的及び、展開的萌芽的連携研究に大別し、経費及び人的資源のバランスを考えながら進めています。代表的な個別テーマをその分類ごとに下表に示しました。
基盤的研究 (主として科研費を利用し、基礎データの蓄積を行ないつつある程度経常的に行ないます。)
希土類元素をキーとした機能性ガラスの合成
「希土類二元金属酸化フッ化物の結晶構造とイオン導伝機構」
「新規リチウム二次電池材料の創製」

展開的研究 (主として科研費を利用し、基盤的研究からデバイス応用への橋渡しの可能性を追求します。)
「希土類二元金属酸化フッ化物の酸素センサー用固体電解質としての応用」

萌芽的研究 (主として校費を利用、オリジナルアイデアを具体化し、研究テーマとしての可能性を探ります。)
単体フッ素の超酸素酸化力を利用した二酸化炭素・フッ素燃料電池の創製
二酸化炭素・フッ素の直接反応によるエネルギージェネレーション
「ナノカーボンテクノロジーによる新規電池材料の作製」
(学振未来開拓推進事業「
ナノカーボン」に参画中)
「表面改質による有害物質吸着性炭素材料の創出」

連携研究 (主として共同研究経費、受託研究経費を利用。地元企業との交流を推進します。)
「電解複合メッキ技術を利用したニッケル水素電池用新規材料の作製」
表面フッ素化改質した複合酸化物を用いる高性能リチウム二次電池の開発

運営方針
 今後5年程度は地域連携研究に重点を置き、展開研究は流れの中でこれに融合させることを考えています。最終的には萌芽→基盤→連携という流れを構築することを検討しています。基盤的あるいは萌芽的研究は、全力で科研費やその他の研究助成金を獲得することを試みた上、その運用により推進し、3年程度を一区切りとしてステップアップの可能性を冷静に見極めるようにしています。研究成果の学会発表件数を、学生も含めて年間10件以上(平成12年度は12月末現在で20件(うち国際会議8件))維持できるようにすることと、各学会が進めている成果のデータベース化を利用して能率的にかつ広く成果を公表する手段を確立することを目指しています。

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