福井大学では、地域産業の活性化と研究開発力の強化を進める自律型産業人材の養成を目的として、平成２２年度から「産業現場に即応する実践道場」を構築し大学院博士後期課程学生、ポスドクおよび若手社会人を対象とした実践的人材育成プログラムを開始しました。

産業界では自らの技術優位性を維持し、厳しさを増す国際競争に勝ち抜くために、幅広い知識と論理的思考力を持ち、変化するビジネス現場の中で周囲の人達とコミュニケーションをとりながら主体的に課題を解決し、次世代産業を創り出していく人材が求められています。一方で大学から輩出される高学歴人材は必ずしも産業界の期待に応えておらず、実践経験の不足や産業意識の欠如が指摘されています。

このような課題を解決するため、本教育プログラムは産業界の幅広い分野からの課題解決型の実践現場の提供とエキスパートの教育参加によって「広い視野を持ち、自ら考え行動していく自律型産業人材の育成」を目指します。